【婚活イベントの「価格」と「本気度」】

こんにちは、エルサマアトの湯谷です。

最近ほんと寒くなりましたね。
インフルエンザも流行っているみたいなので、どうぞご自愛くださいませ。

さて、エルサマアトもおこなっています「婚活イベント」についてお話します。
表題にありますように「価格帯」と「本気度」。

エルサマアトの婚活イベントは必ず男女同じ価格帯での設定で、安い価格帯ではあまり開催しないです。
それはなぜか。

皆さんの参考になれば幸いです。

低価格帯イベントに潜む“温度差”とは？

婚活ブームが定着し、街コン・パーティー・趣味コンなど、気軽に参加できる婚活イベントは年々増えています。
その中でも特に多いのが、「低価格」で参加できるイベント、そして「男性は高く、女性は安い」という料金差を設けるイベントです。

参加しやすさというメリットがある一方で、結婚相談所として多くのご相談を受けている立場から見ると、この料金設定が“隠れたリスク”を生み出しているケースが少なくありません。

今回は、ネット上でも広く言われている情報や実際の参加者の声を踏まえながら、「価格と本気度の関係」についてまとめてみます。

低価格イベントに多い“気軽な参加”という落とし穴

婚活パーティーの料金設定を見ると、男性5,000円前後、女性1,000円前後というイベントが圧倒的に多く、なかには女性が無料、ワンコイン（500〜1,000円）といったケースも存在します。

女性の参加費を低くする背景には、

• 女性の参加を増やして男女比を整えたい
• 女性は準備コスト（服・ヘアメイク等）がかかる
• “まずは来てもらうこと”を優先したい
  といった運営側の事情があります。

ただ、これが大きな問題を生みます。

「安いから来てみただけ」
「友達と遊び感覚で参加」
「恋活レベルで、結婚までは考えていない」

という“ライト層”が増えやすい点です。

もちろん、気軽に出会いを探すこと自体は悪いことではありません。しかし、真剣に結婚相手を探している参加者にとっては、これが大きなズレになります。同じテーブルで話す相手の半分が、そもそも“結婚願望が弱い層”となれば、その時間はどうしても非効率になってしまいます。

男性は“投資”として参加する傾向が強い

一方で、男性の参加費が高めに設定されているということは、男性側にとっては“参加自体が投資”です。

5,000円・6,000円・時には10,000円近いイベントもあるため、
「本当に結婚相手を見つけたい」
「コストを払ってでも出会いが欲しい」
という真剣度が自然と高くなる傾向があります。

しかし、男性がどれだけ真剣であっても、相手の女性が“恋活レベル”で参加していれば、当然ながら話は噛み合いません。
この“本気度の温度差”こそが、低価格イベントで非常によく起きる問題なのです。

実際、SNSや婚活サイト上でも、
「お金を払っているのは本気なのに、女性側は軽いノリだった」
「真剣な婚活のつもりが、相手は恋人探しの延長だった」
という声は数えきれないほど見かけます。

“低価格＝悪”ではないが、目的次第で向き不向きがある

誤解してほしくないのは、「低価格イベントはすべて良くない」という話ではありません。

低価格イベントには、

• 婚活初心者が参加しやすい
• コミュニケーションの練習として最適
• 異性と話すことに慣れる
  というメリットがあります。

実際、結婚相談所に来る前の段階として、こうしたイベントが“婚活の第一歩”になっている人も多いです。

しかし、“結婚前提の真剣な相手”を探す段階にある人にとっては、低価格イベントはデメリットの方が大きくなりやすいのも事実です。

本気の婚活を求める人が見るべき３つのポイント

もしあなたが「一年以内に結婚したい」「次に付き合う人とは結婚を前提にしたい」という段階にいるなら、イベント選びで次のポイントを意識すると、大きなミスマッチを防げます。

① 男女同額、または極端な料金差がないイベントか

料金が公平だと、自然と“本気度の高い参加者”が集まります。
女性無料のイベントは、どうしても遊び参加が混ざりやすいのが現実です。

② イベントのコンセプトに“真剣度”が明記されているか

「結婚前提」「1年以内に結婚したい方向け」
といった記載は、参加者の質を大きく左右します。

③ 主催者の実績や口コミ

長く運営している会社や、成婚者の声を掲載している主催は、一定レベルのマッチング精度があります。

結婚相談所として伝えたいこと

婚活イベントは、出会いの場として非常に価値があります。ただし、
“価格設定と参加者の本気度はリンクしやすい”
という点を知らずに参加すると、ミスマッチによるストレスや時間の浪費が起こりやすくなります。

逆に、このポイントを理解したうえで参加すれば、イベントの質も出会いの効率も大きく変わります。

もし「そろそろ真剣な婚活がしたい」「遊び感覚の人に時間を使いたくない」という思いがあるなら、
料金・コンセプト・参加者層をしっかり見極めたうえで選ぶことを強くおすすめします。

婚活は“数”よりも“質”。
そして、本気の人同士が出会える場を選ぶことが、最短で幸せに近づくための大切な鍵なのです。